〜アリセプトを試して感じたこと〜
※この記事は「認知症と向き合う中で、我が家が大切にしていること」シリーズの第1回です。
認知症と診断されたとき、
「できるだけ早く治療を始めた方がいい」
そう考える方は多いと思います。
我が家でも、診断を受けた際に医師から薬を勧められ、
実際に処方していただきました。
今回は、認知症の薬とどう向き合い、なぜ今は使っていないのか、
我が家の経験をまとめたいと思います。
※この記事は、医療的な判断を勧めるものではなく、
あくまで我が家の一例です。
処方されたのは「アリセプト」
処方されたのは「アリセプト(ドネペジル)」という薬でした。
アリセプトは、
脳内で記憶や注意に関わる「アセチルコリン」という神経伝達物質が、分解されにくくなるように調整する薬です。

認知症を治す薬ではありませんが、
症状の進行を緩やかにする目的で使われることがあります。
一方で、
効果の感じ方や副作用の出方には個人差があります。
実際に服用を試してみた結果
処方後、すぐに数週間だけ服用を試しました。
でも、ヤシさんからは
「気持ち悪い」
「なんとなく具合が悪い」
という訴えがありました。

それが薬そのものによる副作用だったのか、
それとも「薬を飲む」という行為による精神的な影響だったのかは、正直わかりません。
ただ、本人にとって不快な体験だったことは確かでした。
「今は薬なしで」という判断に至った理由
服用を試した時点で、ヤシさんには
- 日常生活を送る意欲がある
- 大きな問題行動は見られない
- 生活の中で工夫できそうな余地がある
こうした状態がありました。
そこで私たちは、
「今は無理に薬を使わず、できるだけ自然な形でケアしていこう」
という判断をしました。
もちろん、薬を使わないことが正解だとは思っていません。
今後、症状が進んだり生活に支障が出てきた場合には、
改めて医師と相談し、薬の使用を検討するつもりです。
薬を使わない=何もしない、ではない
薬を使っていないからといって、
何もしていないわけではありません。
食事や生活習慣、日々の過ごし方など、
今できることを、無理のない形で続けることを大切にしています。
その中で、
「本人が安心して過ごせていること」
「嫌がらずに続けられていること」
を何より重視しています。
今の時点で大切にしていること
認知症と向き合う中で感じているのは、
その時その時の状態に合わせて、選択を見直していくことの大切さです。
今は、
- 薬を使わなくても比較的穏やかに過ごせている
- 本人の気持ちが安定している
そのため、現時点ではこの選択をしています。
おわりに
認知症の薬について調べれば調べるほど、
「使う・使わない」で悩む方は多いと思います。
我が家の選択が、
誰にとっても正しいとは限りません。
ただ、
同じように迷っている方が「こんな考え方もあるんだ」と感じるきっかけ
になれば嬉しいです。
次回は、
**食事と栄養の工夫(コリンや卵の話)**について書く予定です。


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