2回目の出勤。ヤシさんの「時間の壁」と、次に向けた工夫

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体験記

さて、2回目の出勤の日。

11月中は引き続きユーケアを利用しながら、私自身のペースで出勤する形になりました。

この日も、前回同様ヤシさんには17時からボランティアが入っています。

■ 前回の反省を踏まえて作ったメモ

前回はメモを勘違いしてしまい、1時間近く早い16時頃に到着してしまったヤシさん。

そこで今回は、余計な情報を省きつつ、本人ともう一度相談してメモを作り直しました。

  • ミーさんは仕事
  • 16時過ぎ:準備(着替えなど)
  • 16時半頃:〇〇へ向けて出発
  • 17時:ボランティア
  • 買い物はなし

前回、私の夕飯のために買い物までしてくれたものの、298円/100gの豚肉を買ってきてしまい、「嬉しいけど高い…!」という事件もありました。今回はそこも明記しておきました。

今回は周りの方にも状況を共有していたので、途中で連絡を取れる安心感もありました。

■ 2回目の仕事は、また新しい流れで

この日の放課後デイサービスは課外活動の日。

外の公園で、子どもたちが遊ぶ様子を見守りました。

曜日ごとにスケジュールが違うので、そのたびに新しい発見があります。

途中で他の職員さんに断りを入れ、ヤシさんの出発を確認するために連絡。

ところが——

■ またしても「1時間早く到着」

今回もどうやら1時間ほど早く現地に着いてしまったとのこと。

幸い、その日はボランティアメンバーに空きがあり、早めの時間から参加させてもらえました。しかし、

「やっぱりあのメモでは伝わらなかったのかな…」

と少し落ち込みました。

それでも、デイサービスの子どもたちが遊具の順番を友達に譲れた姿を見たり、成長を感じられたりして、私自身も癒され、力をもらいました。

■ リーダーさんから状況確認。そして、次の対策へ

ボランティアリーダーさんにもお礼を伝えつつ、状況を確認。

ヤシさんはゆっくり聞いても勘違いが混ざることがあり、事実がわからないと次の対策が立てづらいのです。

今回のことでわかったのは、

「準備する時刻を書くと、かえって混乱する」ということ。

私がそばにいれば修正できますが、時間が経つと前回と同じように誤解が生まれてしまう…。

そこで、私たちが話し合って出した次のメモは、こうなりました。

■ 次回のメモは「連絡が来るまで出発しない」

正直ちょっと強い言い方にも思えます。

でも、早く着いても時間を活かせるわけではなく、ただ立って待つだけになってしまうヤシさん。

そして、それを見て気を使う周囲の方々。

それらを考えると、出発のタイミングをこちらで管理した方が安心とも感じました。

■ ヤシさんが自分で行動できるうちに

ヤシさんが1人でできることは、なるべく本人に任せたい。

でもそのためには、いくつかの「乗り越えるポイント」があります。

  • どこで混乱するのか
  • どこでサポートが必要なのか
  • どう書けば伝わるのか

それを一つずつ検証しながら、成功の形を探していきます。

きっと「コツ」さえつかめば、スムーズにいくことも増えるはず。

そう信じて、また次回の挑戦です。

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