一つめの見学先
1つ目の作業所は、ヤシさんの趣味と共通するサークルも活動している場所。
家から車で15分ほどのところにあり、紹介を受けて見学に行ってきました。
私はこれまでに作業所やデイサービスで実習・ボランティア・バイト経験があるので慣れているのですが、ヤシさんは少し緊張気味。そして、対応してくださった所長さんもどこか緊張しているようでした。
おそらく、若年性認知症の方と接する機会が少なかったり、ヤシさんが50代ということもあり、「失礼があってはいけない」「尊厳を大切にしたい」と、いろいろ気を配ってくださっていたのかもしれません。
ゆっくり寄り添ってくれる面談
面談はとても丁寧で、言葉が出にくいヤシさんに
「ゆっくりで大丈夫ですよ。時間はいっぱいありますから」
と、何度も優しく声をかけてくださいました。

ヤシさんのこれまでの仕事、得意なこと、趣味など、「どんな人で、何ができるのか」を慎重に聞き取ろうとしてくれる姿勢が印象的でした。また、この場所をどんな目的で利用したいのかも尋ねられました。
私は、
・昼間に安心して過ごせること
・手作業や人との交流で、進行を少しでもゆるやかにしたいこと
を伝えました。
作業内容と、職員さんの心配
作業所では日替わりでさまざまな作業が行われており、ヤシさんも興味を持てそうなものがいくつかありました。
ただ最近は利用者さんが増えていて、「今の職員数で手が足りるかな」と、所長さん自身が慎重に考えている様子でした。
そこで、ヤシさんの性格についてもお話ししました。
とても温和で周囲に合わせるタイプであること、ただし外では私を見失いやすいので「はぐれないようにだけ気をつけている」ことなど。
その話をすると、所長さんは少しほっとしたような表情になりました。
初めての利用者さんだからこそ、「できる・できない」を決めつけず、まずは一緒に過ごして必要な支援を探ろうとしてくださる姿勢は、とても信頼できます。
リスクを見落とさず、でも寄り添おうとしてくれる人には安心して任せられるなと感じました。
作業所の雰囲気
作業所は、50〜60㎡ほどの大きめのワンルームのような空間。
・入口で靴を脱ぎ、手を洗うスタイルで清潔感あり
・中央には10人ほどが囲める大きなテーブル
・壁際には作業用のパーツ類がぎっしり
・その横に職員さんのデスクがあり、簡単なパーテーションで区切り
・事務作業をしているスタッフの姿
・奥にはお茶やコーヒーを淹れるスペース、4人掛けのテーブル
私は賑やかな場所があまり得意ではないのですが、ヤシさんは気にならない様子。自己主張が強いタイプではないけれど、渋ることもなく、自然体で受け入れている様子でした。
ヤシさんは、家族ぐるみで知的障害の青年とよく食事や外出をしていたこともあり、こうした場所でもきっと周りから好かれるんじゃないかな、と感じました。
とりあえずの一歩
まずは職員さんに余裕がある日に、初回体験をさせてもらうことになりました。
まだ体験はこれからですが、まずは「一歩踏み出せた」というだけで、今日はホッとした1日でした。
次回は、もうひとつ別の作業所の見学に行く予定です。
その様子もまた書けたらと思います。
別の作業所の様子はこちら👉二つ目の作業所の見学に行ってきました

