覚えていた好きなもの
ある夜、9時過ぎに帰宅するとき、
「夜ご飯どうしようかなぁ」と考えていました。
すると、「お腹すいたね」と言う私に、隣にいたヤシさんが
「そうだね。今日は餃子だー!」と嬉しそうに答えてくれました。
「え、餃子?」と思ったけど、そういえば前の日に餃子を焼こうと思っていたんですよね。
でもその時は、ヤシさんが頭が痛くてビールも飲めないからまた今度にしたのでした。
好きなことはちゃんと覚えてるんだなぁと笑ってしまいました。
「そういえば、ビール冷えてるんだっけ?」
「大丈夫、ちゃんと冷えてるよ。」
ほんと、好きなことはしっかりしてる。
餃子に挑戦!
家に帰ってから、せっかくだからヤシさんに餃子を焼いてもらうことにしました。
これから私は仕事に入る可能性もあるし、少しでもヤシさんに家事ができるようになってほしい。
そのためにも、簡単で分かりやすい料理を少しずつ挑戦してもらえたらと思っています。
今回は冷凍餃子を使って、フライパンで焼く練習。
油をひいて、餃子を並べてもらいます。
最初は向きがちょっと難しかったけど、だんだん上手に並べられるように。
ただ、最後の2個で容器ごと派手に落としてしまい、床に細かい氷が飛び散って大掃除に。
二次被害を防ぐために床をふく羽目になりました。
ちょっと落ち込むヤシさん、、、
それでも気を取り直して、水を入れて、蓋をして、中火で5分。
待っている間にテーブルを拭いてもらいます。
途中で不安になったようで、3分くらいで蓋を開けに行ったヤシさん。
「まだ3分だよ。お水残ってる?」
「うん、残ってる」
「じゃあ、もう少しそのままで〜」
そんな会話をしながらの5分間。
焼き上がりと、笑顔の晩ごはん

タイマーが鳴って、一緒に蓋を開けると…
皮がこんがり、いい色!
「おお〜!」と二人で声を上げて、思わず笑顔になりました。
盛り付けも、10個ずつという数字に苦戦しながらもなんとか完了。
ビールと一緒に、美味しくいただきました。
餃子の日、これからの楽しみ
少しのハプニングがありながらも簡単に美味しく仕上がって大満足の夕食。
今度から餃子はヤシさんの係にしようかな。
週に一回くらい“餃子の日”を作って、少しずつ慣れていってもらおうと思います。
こんな風に、小さな「できた!」が積み重なっていくといいなと思った夜でした。
