「昨日のアイスを覚えてた!」認知症の夫と楽しむ小さな自己決定

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初めて知った「自己決定」という言葉

私が「自己決定」という言葉を初めて知ったのは高校生の頃。

福祉を学ぶ学校に通っていて、介護やコミュニケーションの基本姿勢として、とても大切なことだと教わりました。

自己決定が苦手な人もいる

でも実際には、自己決定が得意でない人もいます。

私の夫ヤシさんもその一人。のんびりしていて、決めるまでに時間がかかります。さらに遠慮深い性格なので、人の意見に合わせてしまうことも多いのです。

私も効率を優先して、夫の意見を聞かずに物事を進めてしまうことがありました。

若年性認知症をきっかけに

夫が若年性認知症と診断されてからは、生活の中で「小さな自己決定」を大切にしようと意識するようになりました。

買い物に行ったときには、食べたいものを選んでもらう。たとえば「アジのお刺身が食べたい」と言ったら、さらにその中から自分で選んでもらう。ほんの小さなことですが、主体性を守ることにつながっていると感じます。

節約よりも大事にしたいこと

我が家はもともと余裕のある暮らしではありません。以前は「とにかく節約」が優先でした。

でも今は、数十円〜数百円の違いであれば、できる限り夫の意向を尊重するようにしています。

もちろん、私がどうしても避けたいものは最初から候補から外しておき、その中で選んでもらうようにしています。

自分で決めたことはよく覚えている

ヤシさんは自分で選んだものは覚えていることが多いようです。

「これ〇〇で買ったやつだよね」

「今日はデザートあるんだよね」

と話題にしてくれることもあります。ときには私が忘れていて、夫がしっかり覚えていることも。そんな時は、ちょっとした希望の光のように感じて嬉しくなります。

アイスを買ったことを覚えてくれてて、ちょっと喜ぶミーさん。

「ヤシさんが選んだ〇〇、おいしかったね」と振り返ると会話もふくらみます。時には「僕が選んだんだっけ?」と聞き返しつつも、どこか満足そうに見えることもあります。 

「決める」ことが自信につながる

小さなことでも、自分で決める経験は自信や楽しさにつながります。

好きなものや気に入ったものを選ぶことが、認知症の症状を少しでも和らげてくれるのかもしれません。

これからも「決める喜び」を大切にしながら、日々を過ごしていきたいと思っています。

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